ヘルメット治療と骨格細分化調整の並用
8ヶ月、Uちゃん。
斜視のご相談でやってきました。
頭部の変形が大きく、今まで
東京女子医大でヘルメット治療を
行って来ました。
その甲斐あって頭の形は
大分良くなってきたそうですが、
微圧ながらも頭部に長時間圧迫が
かかるせいか、斜視が目立つ様な
感じがし、ヘルメットを
外している時よりしてる時の方が、
明らかに気になるとの事。
中心軸整体でも、骨格細分化調整と
ヘルメット治療を同時に行った事は
ありませんでしたので、
かなり細かく経過を伺いながら
慎重に調整を進めてきました。
斜視は徐々に変化していますが、
強固な向き癖と、ヘルメットをかぶると
マス目が圧迫される為か、
明らかに斜視が目立ってしまいます。
しかし、病院の方では頭部の変化は
もう見られていないようなので、
ヘルメット治療は終了してもいい時期
であると数ヶ月前に言われていました。
当院にお見えになられたのは、その少し前でした。
お母さんはUちゃんに、一生の悔いが残らない様にと、
ギリギリまでヘルメットの並用を試みていました。
そして、先日病院で言われたのが、
「もう変化は難しいと思ったのですが、
また良くなってます、めったにない事です」
と言われたそうです。
マス目の調整と外部から成形を促す事の並用に
どの程度効果があるのかは、
私達も大変興味深い事です。
また、外部からの圧迫と斜視との関連は
頭部の締め付けが、内部の筋肉に影響を
及ぼすものであるかの検証にも大変役立ちます。
その後、7回調整を行いましたが、
顔も当初と比べ、かなり左右の整った印象になり
斜視も正面からでは、ほとんどわからない位に
変化しました。