手足の緊張 発達遅延 2才、舟状頭
Mちゃん 2才
手が上手に使えない。
寝返りしかできなかった。
リハビリ施設に通ってから
座らせるお座りが出来る状態になった。
それ以上の変化はない。
初回、検査
お座りができている事になってはいるが、
座位で背骨を立てておく事が出来ず、
前傾してしまう身体を何とか両手で支えている状態。
支える手は、手の平を付けられず、
手の甲を押し当てている。
頸部の捻れが強く、頭部を左に傾げながら、
右後方を振り向く様な位置になってしまう。
背骨がグニャグニャと不安定で、
頸部の捻れも大きい状態のまま座位に移行し始めた影響か、
肩甲骨の高さの背骨は右に側湾しながら
クサビが入った様に反り返りが強い。
手足の緊張が強く、座らせると上記の座位となり、
独歩も歩行も不可。
初回調整後、
・手指の開きが良くなるが、
その後2回は、行動面、運動機能などに
特に変化が見られなかった。
しかし、骨格的には
・肩甲骨の高さの背骨の反り返りと
・右の側湾が減少し続けており、
・座位での前傾が浅くなっている事、
・仰向けで頭部を左右に向かせる動きに制限があったのが、
なくなってきている
等の変化がみられていた。
4回目調整以降、
・手の支えなしでの座位が見られる様になり、
支える時も手の甲でなく、
・手の平で支えるなどの変化が見られた。
5回目調整後
・ハイハイポーズをする様になる。
・まだ移動まではいかないが、移動したがってる様子や、
・今まで名前を読んでも反応がなかったのが、
振り向いたり、
・周囲の様々なものに関心を寄せる様子が出てきた。
・また、今まで物を持つ時、右手でしか持たなかったのが、
両手で持つ様になる。
マス目の歪みが大きく、外見上も捻れが強い場合、
構造的にある程度変化してからでないと、
運動機能、行動面などの変化もおきにくい傾向にあります。
県外から新幹線や飛行機、泊まりがけで来られる
ご家族の大変さを思うと、私達ももどかしい気持ちで
一杯になります。
しかし、今は今出来る事をやり続ける事でしか、
その先は望めないという当たり前の事を、
しっかり見続けていくしかありません。
お母さん「両手で物を持つ姿を見た時、本当に感動しました!」
と嬉しそうおっしゃっていました。
調整継続中